こんにちは、ぐりっぐです。
配管継手業界に10年以上携わりながら、新人さんへの教育や現場サポートをしてきた私が、今回は「鉄の鋼板サイズ」について初心者の方にわかりやすくご紹介していこうと思います。
このような方におすすめの記事となっておりますので、当てはまる方はぜひ最後までご覧になっていってください。
それではいきましょう!
鉄の鋼板とは?

鉄の鋼板とは、鉄を熱間・冷間・圧延といわれる作業をして作られた板状の材料のことを『鋼板』と言います。
一言で「鋼板」といってもいろいろな種類があるんですね。
一般的な鋼板とは表面がツルっとした平らな板なものを指しますが、表面に凸凹模様がついた「縞鋼板(チェッカープレート)」という鋼板もあります。
縞鋼板は凸凹しておりますので滑り止めの効果があり、階段や通路といった安全が必要な場所でよくご利用されております。
主に使われている場所
- 建築材:屋根や外壁、梁や柱の補強
- 工業用:工場設備や機械のフレーム、カバー
- DIY・工作:棚板、作業台、補強プレートなど家庭でも活躍
普段は目立たないけど、生活や仕事を支えてくれる縁の下の力持ちなんです。
鋼板のサイズの基本

鋼板はサイズを覚える上で重要なのが 「厚み」「幅」「長さ」となります。
この3つは本記事のメインテーマでもあり、鋼板を選定する際に必要な情報となりますで、よくご利用になられる方は覚えておいて損はない情報となっております。
厚みの種類
薄板(0.5mm~3.2mm)
紙のように薄いわけじゃないけど、DIYや工作で扱いやすい厚みとなります。
ハサミのような板金バサミで切れるものもあります。
普通板(3.2mm~10.0mm)
建築や機械でよく使われる厚みとなります。
強度と加工性のバランスが良くて「迷ったらここ」といえる標準的な板です。
厚板(10.0mm以上)
橋や大型機械に使われるヘビー級。
DIYでは使わない厚みではありますので、あまり馴染みはありませんが、建築現場や工場などでは日頃から使われております。
幅・長さ・尺の規格

鋼板の幅や長さは、昔から伝えられている尺貫法という軽量法があり、その軽量法から長さを決められております。
1尺=約30.3cmで呼ばれており、それが一つの基準となっております。
各鋼板の幅・長さは尺が基準となった規格品が存在します。
尺表記 | 幅(mm) | 長さ(mm) | 身近な例え |
---|---|---|---|
3×6(サブロク) | 914 | 1829 | だいたい畳1枚くらい |
4×8(シハチ) | 1219 | 2438 | 一般的なドアより少し大きい |
5×10(ゴトウ) | 1524 | 3048 | 大きめの会議机くらい |
5×20(ゴニジュッ) | 1524 | 6096 | トラック荷台を覆うサイズ感 |
※上記表の幅・長さはJIS規格で一般的に流通している寸法となります。
現場では「サブロクでお願い!」なんて普通に飛び交ってますいますね/chat]
まとめ

いかがでしたでしょうか?
本記事では鋼板のサイズについてご紹介していただきましたが、少しはご理解いただけたでしょうか?
鉄の鋼板は、厚みやサイズで用途が大きく変わる万能素材となります。
- 薄板 → DIYや装飾におすすめ
- 普通板 → 建築や機械用に活躍
- 厚板 → 橋や大型構造材(DIYでは使わなくてOK)
- サイズは「サブロク」「シハチ」など尺呼びで覚えると便利
今回の記事内容を押さえておけば、日頃の現場作業でのサイズについてや、DIY用にホームセンターに訪れた際の一つの参考になると思います。
この記事がご覧になっている方の参考になっていただければ幸いです。
ここまでご覧になっていただきありがとうございました。