こんにちは、ぐりっぐです。
配管図面や仕様書を見ていると、「FSGP」という表記を目にすることがありますよね。
このように疑問に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はこの“F”、配管工事や購買業務でとても重要な意味を持っています。
この記事では、FSGPのFの意味をわかりやすく解説し、SGPとの違いや注文時の注意点までまとめます。
- FSGPの「F」って何?
 - SGPとFSGPの違いって何?
 
このような疑問を感じている方には役立つ内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
それではいきましょう!
FSGPとは?
まずはこの記事の本題、「FSGP」という言葉が何を意味しているのかについての解説です。
FSGPは、SGP管に使うフィッティング(継手)を指す記号なんですね。
一方、SGPはJIS規格で定められた配管用炭素鋼鋼管のこと。
つまり、Fが付くか付かないかで、パイプ(管)なのか継手なのかが変わるということになります。
例ですが、図面に「SGP 25A 4m」と書いてあれば25Aサイズの管を4mという意味になります。
しかし「FSGP ELBOW 25A」とあれば、それはSGP管継手の25Aのエルボという意味になるんですね。
パイプ(SGP)と継手(FSGP)を区別するために、別々の表記をするんですね。
「F」の意味=Fitting(フィッティング)
次に、Fが意味するものについて詳しく見ていきましょう。
FSGPの「F」は Fitting(フィッティング)=継手 の頭文字となります。
継手(フィッティング)とは、配管同士を接続したり、方向を変えたり、分岐させたりするための部品の総称で、配管の工事では欠かせない商品です。
このFSGPは主に突合せ式溶接管継手という製品でよく使われます。
突合せ溶接式管継手は別記事にて詳しく解説しておりますので、気になる方は下記からご覧ください。
https://guriguriblog.com/butt-weld-joints
FSGPの代表的な継手をざっくりご紹介すると、次のようなものとなります。
- Elbow(エルボ) … 配管を90°や45°に曲げる
 - Tee(チーズ) … 配管をT字に分岐させる
 - Cap(キャップ) … 配管の端をふさぐ
 - レジューサー … サイズを変える
 
要するに、FSGPと書かれていたら「これは管ではなく、継手のことを表している」と思えばOKです。
お客様から「FSGP 25Aが欲しい」と言われても、FSGPは継手なので、エルボやチーズなどの『形状の詳細(継手の名称)』が必ず必要になるんですね。
まとめ
では最後にまとめに入ります。
FSGPのFとはFitting(フィッティング)のFということなんですね。
SGP=管本体
FSGP=継手
継手の販売店や工事屋さんなど業界内では『FSGP』という単語は見聞きしますので、意味を理解しておくと新人教育や購買業務でも活用することができます。
SGPの頭に『F』が付いたら継手(Fitting)という意味ね!というふうに理解しておきましょう!
ここまでご覧になっていただきありがとうございました!
											

						
						
						
																	
						
						
						
																	
						
						
						
																	
										
					